セラミック分野事業 構造用セラミック セラミックコーティング加工 耐磨耗・潤滑・電気絶縁コーティング加工 耐熱断熱・耐蝕耐磨耗コーティング加工
セラミックヒーター セラミック複合樹脂

耐摩耗・潤滑コーティング
 たとえば、深海探査挺『しんかい2000』のプランジャーポンプ。最大潜行深度が2000mにも達する超高圧の極限状態において、長時間摺動するプランジャー装置を破損から守るためには、きわめて高い耐摩耗性が要求されることは言うまでもありません。セラミックコーティングは、このような摺動部分の耐摩耗性を高めるのに最も適したコーティング材。溶射皮膜には非常に細かい気孔が存在するが、この気孔に潤滑剤等を含浸させることにより、潤滑性も高め、ポンプやファンなど高速回転部の摩擦や焼きつき防止に大きな威力を発揮します。また、必要に応じて再コーティングすることで摺動部は繰り返し使用が可能。
耐磨耗・潤滑コーティング
電気絶縁コーティング
たとえば、筑波学園都市にある巨大な電子−陽子衝突型加速器『トリスタン』。このプロジェクトを支える影の力となったのが、セラミックコーティングを施した絶縁材料です。絶縁性の高い素材の中でも、セラミックスは高熱に強いうえ、片側が絶縁体、もう一方が導電対という複合的な機能を持たせることも可能。高周波焼き入れコイルのように、全体が誘導加熱して高温になる、あるいは形状が複雑であるといった厳しい条件に対しても、自在に対応できる優れた特性を誇っています。さらに、高温電気材料であるカーボンの絶縁や半導体製造装置など、その応用範囲は近年著しく広がっています。
電気絶縁コーティング